チェルシー指揮官がオーナーとの関係に言及 「彼はすべてに影響を与えることができる」
サッリ監督はアブラモビッチ氏からの圧力を否定 若手2選手は「本当に重要」と語る
チェルシーのマウリツィオ・サッリ監督が、クラブのオーナーであるロマン・アブラモビッチ氏との関係性について言及した。「アブラモビッチ氏は私より(元イタリア代表FWジャンフランコ・)ゾラ(トップチームコーチ)に話しかける」と語るようにオーナーと直接コミュニケーションをとることが滅多にないことを明かした一方、イングランド代表FWカラム・ハドソン=オドイとイングランド代表MFルベン・ロフタス=チークの2人にプレー時間を与えるよう命じられたという噂には否定的なコメントを残している。米スポーツ専門局「ESPN」が報じた。
最近ではスタンフォードブリッジの10億ポンドを投じた再開発を中止するという決断を下し、チェルシーを売却する準備ができているという憶測を呼んでいるアブラモビッチ氏。また今週の英紙「ザ・タイムズ」では、アブラモビッチ氏が10年ぶりにスタンフォードブリッジのエグゼクティブボックスを購入しなかったことが明らかになっている。
このことについて取材陣に問われたサッリ監督は「私はそう思わない。彼は現在いくつかの問題を抱えているが、チームと一緒にクラブに携わっている」と主張。アシスタントコーチを務める元イタリア代表FWジャンフランコ・ゾラ氏の英語が堪能なため、「彼(アブラモビッチ氏)は私よりゾラに話しかける」と明かしつつ、「彼はオーナーだ。テクニカルスタッフ、クラブ、選手、私が考えるすべてに影響を与えることができる」とオーナーへの信頼を説明した。
また「アブラモビッチ氏からハドソン=オドイ、ロフタス=チークをより頻繁にプレーさせるように圧力をかけられたのでは?」という問いに対しては、「それはプレイヤー次第だ」と語りつつ噂を否定した。
「彼らは改善しているし、フレッシュだ。シーズン途中のこの瞬間でもね。だから現時点では、我々にとって彼らは本当に重要なものだと思う」
来季に向けて主力選手や監督の去就が騒がれているチェルシー。アブラモビッチ氏との関係性をしっかりと構築することで状況は変わっていくのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)