帝京高OBのディエゴ加藤マラドーナが夢を叶える メキシコでマラドーナと感動の対面
メキシコで指揮を執るマラドーナ氏と対面したことを、自身の公式ブログで報告
帝京高校サッカー部時代に背番号10を着け、順天堂大卒業後は、芸人としても活動していた一人の男が、夢を叶えた。2013年に自身の組んでいたお笑いトリオ“春夏笑冬”の解散を機に、元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナの格好をし、ディエゴ・加藤・マラドーナとして10年にわたって活動してきた加藤謙太郎が、メキシコでマラドーナと対面を果たした。
現在、Fリーグの湘南ベルマーレのホームゲームMCとして活躍しているディエゴ・加藤・マラドーナは、5日に自身の公式ブログを更新した。そのタイトルは「夢叶う!」というものだ。
ディエゴ・加藤・マラドーナは、現役時代のマラドーナの格好を真似て、水色と白のストライプのユニフォームと彼が全盛期に履いていた丈の短パンを身にまとい、Jリーグの前座試合などでも活躍を見せる。先日も、元フットサル日本代表FP小野大輔と同FP岩本昌記の引退試合に出場し、左サイドで華麗なドリブル突破を見せて、鋭いシュートをゴールに決めた。華麗なプレーを見せる一方、浮き球に対してジャンプすると左手でパンチング、「神の手」とはならずに警告を受け、集まったファンを沸かせていた。
また、湘南ベルマーレのホームゲームの際には、元湘南の選手である金井智之と軽快なトークで試合を盛り上げる。サッカーやフットサルの現場やテレビ番組で、幅広い活躍を見せている。
そんなディエゴ・加藤・マラドーナは、4月3日から海外旅行に旅立ち、4日にメキシコに到着。そして5日には、メキシコ2部リーグのドラドス・シナロアで監督を務める本物のディエゴ・マラドーナとの対面を果たした。
その時の喜びをディエゴ・加藤・マラドーナは、「今日!夢を一つ叶えることができました。夢を叶えることができたのはたくさんの人に支えていただけたから。人と人とのご縁に心から感謝です。サッカー界のレジェンドに会えた 涙がたくさん溢れました」と、自身のツイッターに記している。
なお、本物のマラドーナは5日に行われたメキシコ2部リーグのベナトス戦(1-1)で、自身が指揮を執っていることで、審判がクラブに不利な判定をしていると感じたと言い、シーズン終了後の辞意を表明。クラブは連続無敗試合数を8に伸ばし、後期リーグで3位につけているが、メキシコを離れる可能性も出てきてしまった。