本田の運命を左右する一戦に? 親善試合にミランの「前任10番」が出場へ
前線の余剰人員は本田放出につながる
さらに言えば、ボアテングの獲得を首脳陣が決意すれば、チーム全体の中での人数のバランスを考えた際に、前線にさらなる余剰人員が生まれることに。それが1月の移籍市場での、本田の放出につながるという事態も十分に考えられる。
昨季チーム内得点王のFWジェレミー・メネズの復帰が来年1月以降にずれ込むという報道があったが、本田にとっては年内でどれだけのプレー機会を得て、首脳陣にアピールできるかが、2016年の運命を大きく左右することになりそうだ。
前節のトリノ戦で右ウイングとして先発したFWアレッシオ・チェルチが良いプレーを見せられず、今後、本田にチャンスが与えられることが指摘されている。ボアテングのアピールは、ミランというチームにとって大きなプラスアルファになる可能性を秘めている一方で、本田にとっては対岸の火事では済まされない状況になりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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