違約金877億円のイスコはレアル残留が“確実” ピッチ内外にメリットとスペイン紙指摘
ソラーリ前監督の下では不遇も、ジダン監督1次政権では中心選手として活躍
レアル・マドリードはジネディーヌ・ジダン監督体制の復活を契機に、来シーズンへの補強戦略が数多く報道されるようになった。それと同時に注目されているのは現有戦力の去就だ。そのなかでチーム屈指のテクニシャンで今季は不遇をかこったスペイン代表MFイスコについて、贔屓紙の「マルカ」が“残留”に太鼓判を押している。
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2013年に“白い巨人”の一員となったイスコにとって、レアルでの日々は栄光に彩られたものだった。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)前人未到の3連覇を含む4度の欧州制覇をはじめ、リーガ・エスパニョーラやクラブW杯など、数々のタイトルを獲得してきた。
迎えた2018-19シーズン、自らを主力に据えたフレン・ロペテギ元監督が短期間で解任されると、続くサンティアゴ・ソラーリ前監督の下で出番を失い、マンチェスター・シティなどへの移籍の噂が上がった。
しかし同紙によると、イスコの心は「(レアルの本拠地である)サンチャゴ・ベルナベウでプレーしたいだけ」であり、残留を希望しているとした。その理由の一因として、クラブと2022年まで契約を結んでいること、そして違約金が7億ユーロ(約877億円)にも及ぶことを挙げている。
契約条件だけではない。ピッチ内にも残留のメリットがあるとしている。まずはジダン体制での序列の高さだ。2016年1月から2年半にわたって続いたジダン第1次政権では、出場時間数こそ12番目ながら出場試合数では3番目に多い選手となっている。またCL3連覇時の決勝戦では、「BBCトリオ」の一角だったウェールズ代表FWギャレス・ベイルを差し置いて2度のスタメン出場を果たしている。
またプライベートの面でも、イスコの愛息とパートナーは現在故郷のマラガとマドリードの間に住んでいる。現在、パートナーは妊娠しており、家庭を第一に考えてもスペインを離れるという選択肢は低いとしている。
スペインきってのテクニシャンが残留することになれば、ジダン監督にとっても心強いだろう。ベルギー代表MFエデン・アザールらの獲得が近づいているとの報道があるなかで、現在の主力クラスのモチベーションもどれだけ高められるか。ジダン監督のマネジメントに注目だ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)