「最悪のパネンカ」 イラク代表DFの“珍PK”に海外酷評「高さも強さも足りなかった」
バンクーバーDFアドナンがパネンカPKにトライも… 「酷いミスを犯した」
キッカーとGKが完全な1対1を迎えるPKの場面は、サッカーという競技のなかでも両者にとって特別な瞬間であり、緊張感あふれる場面だ。そんな場面でもバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのようにチップキック、通称“パネンカ”を繰り出して成功させる猛者が存在する一方、失敗して恥ずかしい思いをしてしまうこともある。今回、メジャーリーグサッカー(MLS)で新たな失敗例が生まれ、海外メディアでも話題を集めている。
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パネンカにトライしたのは、MLSバンクーバー・ホワイトキャップスのイラク代表DFアリ・アドナン。ホームでのロサンゼルス・ギャラクシー戦に臨んだバンクーバーは、開始45秒でPKのチャンスを得た。そしてキッカーを務めるアドナンはGKのタイミングを外したチップキックでゴールを狙ったが、そのキックはあまりにも弱く、一度は体勢を崩した相手GKに起き上がってキャッチする時間を与えてしまった。その後、チームはLAギャラクシーに2得点を許して0-2の敗戦を喫している。
英紙「デイリー・ミラー」は「アリ・アドナンが史上最悪のパネンカPKを作り出す」と見出しを打って報じ、「パネンカによるPKは多くの選手によって試みられているが、アドナンは完全に失敗した。彼のシュートには高さも強さも足りなかった」と酷評。また米スポーツ専門局「ESPN」は「アリ・アドナンは貴重なリードをもたらせる場面で酷いPKミスを犯した」と報じ、チームが勢いづく機会をフイにしたアドナンを厳しく批判している。
奇しくもLAギャラクシーの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、先週のリーグ戦で見事なパネンカを成功させたばかり。後半、そのイブラヒモビッチに2点目となるスーパーボレーを決められての敗戦は、バンクーバーとアドナンに大きなダメージを残したことだろう。