かつて中田英寿氏が所属したイタリア古豪ローマ、カタール資本が買い取りの可能性浮上
ローマにオイルマネー投下でユベントス1強状態のリーグに変化も
イタリア・セリエAの古豪ローマにオイルマネーが投下される可能性が高まっているようだ。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、カタール資本がローマの買い取りを視野に入れていると報じている。
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かつて元日本代表MF中田英寿も所属したローマ。今世紀初頭のリーグ優勝時は、フランチェスコ・センシ会長のワンマンオーナークラブだった。しかし、センシ家の資金難からクラブは移り変わり、現在は米国系の実業家ジェームズ・パロッタ氏がオーナーになっている。一方で、様々なクラブ改革の途上であり、クラブ売却は視野に入るという。
そこに手が上がっているのが、カタール資本だという。欧州ではフランスの強豪パリ・サンジェルマンがナーセル・アル・ヘライフィー氏によってカタール投資庁を通じたクラブへの投資により、一挙に欧州屈指のメンバーを集めるチームに姿を変えた。同じことがローマで起こせるという狙いがあるのだという。
特に、現在ローマに手を伸ばしているのがカタール航空の事業戦略との絡みもあるのだという。カタール航空は昨年、イタリアの航空キャリアであるエア・イタリーの親会社の株式49%を取得している。カタールの首都ドーハとの間で欧州各国に路線を開くなかで、観光地としての魅力も高いローマとの関係性を強くすることも狙いの一つだとされた。
中東系の航空キャリアでは、アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空やエティハド航空がサッカー界に投資して大きな存在感を放っている。ローマにカタール資本が一気に投下されることになれば、ユベントスの8連覇が目前と完全な“1強”状態のリーグにも、変化が起こるかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)