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C・ロナウドに守備禁止令 欧州初制覇を狙うポルトガルが新布陣を検討
エースを4-4-2の2トップに据える方針
ポルトガル代表のフェルナンド・サントス監督は、来年の夏にフランスで開催される欧州選手権では、これまでの4-3-3システムから、絶対的エースFWクリスティアーノ・ロナウドを2トップの一角に据える4-4-2システムへ変更して臨む考えを明かした。背景には、頼れるセンターフォワードの不在という問題があるようが、31歳という脂の乗り切った状態で大会を迎えるC・ロナウドの力を、最大限に引き出す目的もあるようだ。ポルトガル地元紙「A Bola」が報じた。
代表でもクラブでも、左ウイングでのプレーが多いC・ロナウドだが、2014年のブラジル・ワールドカップ後に就任したサントス監督の下では、3トップのセンターフォワードでプレーする機会が多くなっていた。指揮官としてはキープ力に優れ、ポストワークが得意な選手を最前線に置きたいというのが本音のようだが、ヌーノ・ゴメス、エウデル・ポスティガらポルトガルを代表するセンターフォワードがいなくなった今、「適任者不在」に陥っていることを認めている。
そして、サントス監督はC・ロナウドの爆発的な得点力を生かすべく、彼を3トップの中央やウイングではなく、2トップの一角に起用する見込みで、そこには守備の負担を軽減する狙いもあるという。
「得点を取るという大きな役割がある選手のプレーを制限し、守備に戻らせることはできない。彼(C・ロナウド)に、ウイングとしてプレーしてもらうこともできないよ。クリスティアーノに関しては、(得点を取ること以外の)無駄なタスクにエネルギーを浪費しないよう、我々が適したシステムを見つける必要がある」
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