ファン・ダイクの“ずる賢いセレブレーション”が話題 「完璧なチャンスを見出した」

勝利のために「何とか数秒だけでも稼ごうとした」と英メディアも注目

 左サイドからのクロスにエジプト代表FWモハメド・サラーが頭で合わせ、相手GKウーゴ・ロリスに弾かれるも、そのボールがDFトビー・アンデルバイレルトに当たり、ゴールラインを割ることに。決勝弾を生み出したサラーはサポーターの前で感情を爆発させ、チームメートも歓喜に湧きながら真っ直ぐサラーの下へと駆け寄った。

 しかし、ファン・ダイクだけはゴールが決まった瞬間、すぐさまボールを掴み取り、サラーの下へと向かいながらボールを力強く蹴り上げた。天高く上がったボールは吹き抜けとなっている本拠地アンフィールドの天井をも越え、場外へ。そしてファン・ダイクは何食わぬ顔で歓喜の輪へと合流していった。

 ボールを場外へ蹴り出すことでトットナムに素早いリスタートを切らせないファン・ダイクのずる賢い対応に、英紙「デイリー・ミラー」アイルランド版は「オウンゴールの直後にファン・ダイクが見せた“狂った”行為」と見出しを打って報じ、「ファン・ダイクは時間稼ぎのための完璧なチャンスを見出し、ボールを場外に蹴り出した」と綴っている。

 英メディア「GIVE ME SPORT」もファン・ダイクのさりげない時間稼ぎに「見事だ」と称えると、同じく英メディア「スポーツ・バイブル」は「時間はまだ数分残っていたため、ファン・ダイクはボールを蹴り上げることで何とか数秒だけでも稼ごうとした」と説明している。

 試合はそのまま終了し、リバプールは大一番での勝ち点3を手にした。チームが現在優勝争いを演じることができているのは、ファン・ダイクの些細な部分での執念も1つの理由なのかもしれない。

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