強欲な“将軍” 活動停止処分のプラティニ氏がFIFA会長選の出馬意向を示す

「こんなスキャンダルに負けたくない」

 UEFA(欧州サッカー連盟)会長のミシェル・プラティニ氏は、FIFAのゼップ・ブラッター会長から契約書なしに200万スイスフラン(約2億4800万円)を受け取ったことを認めているが、依然としてFIFA次期会長選への出馬の意向であると主張している。英BBCが報じた。
 プラティニ氏はすでに90日間の活動禁止処分を受けているが、「こんな泥沼にはまってしまい恥ずかしい。3カ月間の活動停止処分を受けたが、最も案じていることは他の人間と十羽一絡げで汚名を着ることになったことだ」と語っているという。
 スイス・ローザンヌに位置するスポーツ仲裁裁判所に処分を不服として提訴する可能性を示唆したプラティニ氏は、いまだにブラッター会長の後任就任への意欲を捨てていない。
「今回のスキャンダルで票を失ったとは思ってない。鏡の向こうの自分を見つめられると、私を知る誰もが理解しているはずだ。私は負けたくない。特にこんなスキャンダルのせいではね」
 フランス代表の現役時代に「将軍」と愛された天才プレーヤーもすっかりダークなイメージが世間で浸透してしまった。活動禁止処分を受けても、権力の座を諦めるつもりはないようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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