なでしこ主将熊谷がフランス戦で体感した“現在地” 女子W杯に向けた収穫と課題は?

「フランスのパワフルさ、スピード感はアメリカにも張るくらい怖い」

 フランスは立ち上がりからハイプレスを仕掛けてきたが、FIFAランク1位のアメリカ級の迫力を相手に感じたという。

「あれだけスピードを持ちながらも、周りを見ながらボールを運べる。私たちが世界を取るために勝たないといけない相手ですけど、アメリカとはまた違ったパワフルさ、スピード感で、アメリカにも張るくらい怖い。自分たちの感覚以上のスピードで相手のプレスが来ました。あの勢いを怖がらずにパスを回せていたらもっと自分たちの時間ができていたと思います」

 女子W杯まで残り2カ月。熊谷は1-3という敗戦をしっかり受け止めながらも、「収穫でしかない」と前を向いた。

「今で良かった。あと2カ月で自分たちが良い準備、対策ができるか。(9日のドイツ戦を含めて)この2試合を無駄にしちゃいけない。落ち込んでも何も生まれないので」

 9日に行われるドイツ戦でどんな戦いを見せられるか、本大会を見据えたうえで大切なポイントになりそうだ。

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