ハノーファー浅野の今季は終了? 買い取り巡る攻防を英紙報道「アーセナルが”怒り”」
買い取りを望まないハノーファーは、契約に含まれる条件を満たさないように起用回避か
日本代表FW浅野拓磨は今季アーセナルから期限付き移籍の形でドイツへ渡り、同1部リーグのハノーファーでプレーしている。しかし、契約に含まれる買い取り義務オプションの都合上、今季はこれ以上の試合に出場しない可能性があると報じられている。この処遇に所属元のアーセナルは“怒り”を露わにしているという。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。
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浅野は今季リーグ戦とカップ戦を合わせて、計15試合に出場。得点は昨年8月19日のDFBポカール1回戦のカールスルーエ戦(6-0/1得点1アシスト)のみに留まっており、怪我もあって苦しいシーズンとなっている。
そんななか、ドイツ誌「キッカー」で、浅野のシーズンが一足早く終わる可能性が報じられた。アーセナルとハノーファーの契約には一定数以上の試合に出場した場合に、買い取り義務が発生するという内容が含まれており、あと1試合でその条件を満たすことになるという。ハノーファーは浅野の買い取りを臨んでいないようで、買い取り義務を行使しないために今後の起用を見送ることになるとされている。
英紙「デイリー・ミラー」は、このニュースを「アーセナル、ローン選手にもうプレーさせないと伝えたドイツのクラブに“怒り”」との見出しで報じた。保有権を持つ浅野の処遇に、ご立腹の様子だ。
浅野は2016年にアーセナルへ加入したが、労働ビザの都合もあって同クラブではいまだ出場はない。海外での最初の2シーズンはドイツのシュツットガルトへローン移籍し、ドイツ2部と1部でのプレーを経験した。さらなる武者修行でハノーファーに渡った今シーズンだが、受難の時を迎えている。
(FOOTBALL ZONE編集部)