欧州で“最新鋭スタジアム”が続々と計画&誕生! 総工費1063億円のプロジェクトも…
レアルが今夏からの改修着工を発表 バルサは2023年に“新カンプ・ノウ”がお目見え
レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長は2日、ホームスタジアムであるサンチャゴ・ベルナベウの改修に向けた工事を、今夏より着工することを発表した。それを受けてスペイン紙「マルカ」は、その他にスタジアムを新設・改修するヨーロッパのクラブの現状を伝えている。
レアルのペレス会長はスタジアム改修着工に向けた会見で、新しくなるサンチャゴ・ベルナベウの概要を発表した。改修後は最新デジタル技術を駆使した革新的な建造物になる予定で、「世界一のスタジアムになる」と高らかに宣言している。
レアル以外にも、ヨーロッパには数年のうちにスタジアムを新設・改修を予定しているクラブ、また新設されたスタジアムを使用開始したクラブがいくつかある。
例えば、レアルと同じくマドリード市をホームタウンとするアトレチコ・マドリードは、2017年にホームスタジアムをワンダ・メトロポリターノに移転した。オリンピック招致のために作られたスタジアムでもあることから収容人数は6万8000人と大規模で、快適性、安全性、視認性の水準は極めて高く、UEFAからも5つ星を与えられるスタジアムとなっている。総工費は3億1000万ユーロ(約387億円)と言われ、マドリード市の所有物となっている。
レアルのライバルであるバルセロナも、2023年を完成予定としたカンプ・ノウの改修計画が進行している。3層構造となるスタジアムは収容人数が10万5000人となり、その移動にはエレベーターやエスカレーターが駆使されると言われている。こちらの総工費は6億ユーロ(約750億円)だという。
その他にスペインでは、セルタのバライードス、レアル・ソシエダのアノエタも改修工事を行っており、どちらも年内に完成する予定となっている。