Jリーガー×セカンドキャリア 神戸DF那須大亮、YouTubeに見出す可能性と“理想像”

昨年11月には元チームメートの浦和DF槙野智章と対談【写真:Getty Images】
昨年11月には元チームメートの浦和DF槙野智章と対談【写真:Getty Images】

元同僚の浦和DF槙野に刺激 「『槙野智章』という個性の中で最大限表現していて凄い」

 那須によれば、数多くある意見のなかで、現役選手でありながらYouTubeに取り組むことに少なからず厳しい声もあるという。かく言う那須自身、以前はYouTuberに対して「面白くするために、無茶なこともするイメージがあった」。ただ、那須にとってYouTubeはツイッターやインスタグラムなどSNSと同じ情報発信をするためのツールであり、そこに乗せる思いは決してブレない。

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「YouTubeで発信していれば“YouTuber”と呼ばれる。あくまでYouTubeを使わせて頂いて表現しているということです。明確な思いや考えがないと、前に進むうえで『俺、サッカーをやっているのになんで……』とブレて、どっちつかずになってしまう。アスリートがYouTubeなんて、という見方も当然あると思います。それを良い方向に持っていくためには、思いが大事。今は“YouTuber”と言われても、『ありがとうございます』と素直に言えるし、それで1人でも何かを感じてもらえれば幸いだなと思います」

 2018年11月に投稿された動画では、浦和レッズの日本代表DF槙野智章と対談。ツイッターやインスタグラムを通じて、情報や思いを発信することに積極的な元チームメートの姿に、那須も感じるものがあったという。

「マキは凄いですよね。レッズの主力として試合に出て、代表の一員でもあるから、絶対に手を抜けない。でも、それは彼が一番分かっていることで、自分にプレッシャーをかけていると思います。彼の立場だからこそ伝えられるものがある。もちろん、人それぞれ感じ方は違いますけど、『槙野智章』という個性の中で最大限表現していると感じます」

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