長谷部が日本人初の快挙へ? ドイツ年間MVP候補の一人と紹介「経験値だけではない」
海外メディアが受賞候補の9人に長谷部を選出 「非常に重要な存在」
元日本代表MF長谷部誠は今季もフランクフルトで不動の地位を築いているが、ブンデスリーガで活躍する選手と国外で活躍するドイツ人選手を対象としたドイツ年間最優秀選手賞の受賞候補9人に名を連ねている。サッカーメディア「90min」ドイツ版が報じた。
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長谷部は今季負傷により出遅れたものの、復帰後はフランクフルトでの主戦場であるリベロで出場機会を重ねており、抜群の統率力を発揮して守備陣に安定感をもたらしている。チーム状態も上向き、ブンデスリーガでは第27節終了時点で来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位に浮上。UEFAヨーロッパリーグ(EL)でもインテルの強力な攻撃陣を2試合とも完封し、ベスト8進出をつかみ取った。ドイツ勢では、CLを含めた欧州の舞台で唯一の生き残りとなっている。
35歳にして全盛期を思わせるパフォーマンスを維持している長谷部だが、日本人初の快挙を達成する可能性が浮上している。ドイツでは例年、ブンデスリーガで活躍する選手と国外で活躍するドイツ人選手を対象とした年間最優秀選手賞が、ドイツスポーツジャーナリスト協会と独サッカー専門誌「キッカー」の投票によって選出される。サッカーメディア「90min」ドイツ版は、同賞の受賞候補9人を紹介しているが、そのなかに長谷部も選出されている。
「この日本人はキャリアの晩年を迎えているが、おそらく最高のシーズンを過ごしている。この35歳はフランクフルトの守備の中心を担っており、チームにとって非常に重要な存在だ。経験値だけではなく、『キッカー』でも平均点2.81を記録しており、フィールドプレーヤーとしては2番目に高い数値だ。ドルトムントの主将ロイスだけがそれを上回っている」