「誰もさぼってへん。でも…」 長崎DF角田、人生初の“被シュート29本”に感じた葛藤
「みんな必死にやっている。でも、力の使い方がバラバラで連動性がほとんどなかった」
柏に強力な外国籍選手がいるのはスカウティングでも頭に入っていたが、「力の差を見せつけられた」と角田は悔やむ。
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「相手は4枚の外国籍選手だけじゃなくて、ディフェンスラインから連動していたし、やりたいことがすごく伝わってきた。僕らも、柏が前から行きたいというのは分かっていた。でも、そのなかでやられた。完全に力負け。認めないといけない内容と結果です。次やる時までに、せめて五分の戦いができるような形とチーム力を持ってこないと……。あまりにも寂しいゲームになってしまった」
では、連戦が続くなかでどう立て直せばいいのか。突き付けられた現実に、角田は「何かあれば教えてもらいたい」と苦笑いを浮かべつつ、「連動性」をキーワードに挙げた。
「やっていて感じるのは(選手の)誰もさぼってへんし、みんな必死にやっている。でも、力の使い方がバラバラで、1人が頑張っても、チームとしての連動性がほとんどなかった。今まで対戦してきたチームとは柏の速さも違った。(中盤の)大谷(秀和)の寄せもそう。あれだけセカンドボールを大谷に拾われたら、あっちのリズムが出てくるのはよく分かる。相手の勢いにやられてしまった。勝つのが一番。ただ、見ている人にも何かが伝わるようなゲームをしないといけない」
ベガルタ仙台時代から手倉森誠監督のサッカーを知る角田が、その経験をどうチームに還元していくのか。1年でのJ1復帰を目指すなかで、重要なポイントになっていきそうだ。