躍進の21歳“二世FW”キエーザ イタリアの名門ユーベとミランが争奪戦を展開か
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伊メディアが報道 ユーベは家族を説得、ミランは交渉カードをちらつかせる
フィオレンティーナのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザを巡って、国内の名門が来季に向けた争奪戦を展開しているという。イタリア国営放送「RAI」は、王者ユベントスと名門ACミランによるアプローチを報じている。
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キエーザは、現役時代にパルマやフィオレンティーナで活躍した元イタリア代表FWだったエンリコ・キエーザ氏を父に持つ。2016-17シーズンに18歳にしてフィオレンティーナで下部組織から昇格してデビューを果たし、現在は21歳ながらイタリア代表にも招集されている。
ユベントスのアプローチは、父のエンリコ氏との関係を良くすることにあるという。プロサッカー選手として一流のキャリアを持つエンリコ氏だが、現役時代にユベントスとの縁はなかった。そのエンリコ氏にユベントスのクラブ幹部は新たにアプローチを取っているとされ、家族の説得に力を入れているという。
一方のミランは、所属先のフィオレンティーナに対して現実的な取引を持ちかけているという。ミランはフェデリコと同じ21歳でイタリア招集歴も持つFWパトリック・クトローネをフィオレンティーナとの交渉に含める意向を伝えているという。同じイタリア人で将来を嘱望される存在を交渉カードとしてちらつかせることで、獲得への道筋をつけようとしているようだ。
同メディアのレポートでは、両名門の争奪戦は現時点ではユベントスが多少有利だという。ユベントスの19歳FWモイーズ・キーンやローマの19歳MFニコロ・ザニオーロら、イタリアの若きタレントに注目が集まるなか、親子2代でイタリア代表に名を連ねるアタッカーはどのような選択をすることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)