ヘンク伊東は「日本の快速特急」 ベルギー1年目の躍動を現地称賛「移籍は大ヒット」
PO1アンデルレヒト戦、伊東は後半10分にカットインからビューティフルゴールを記録
ベルギー1部ヘンクの日本代表MF伊東純也は、現地時間3月30日に行われたプレーオフ1(PO1)第1節アンデルレヒト戦でチーム2点目となるゴールを決め、3-0の勝利に貢献した。左足でのビューティフルシュートには多くの賛辞が送られていたが、ベルギーメディアはフィリップ・クレメント監督の言葉を交えながら「移籍は大ヒットだった」と太鼓判を押している。
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伊東はアジアカップ後、Jリーグ柏レイソルからヘンクへの期限付き移籍を決断した。2月21日のUEFAヨーロッパリーグ32強のスラビア・プラハとの第2戦(1-4)で移籍後初出場。同24日のリーグ第27節アントワープFC戦(0-0)でリーグ戦デビューを果たすと、3月17日の第30節ズルテ・ワレヘム戦(3-3)では移籍後初ゴールを含む1得点1アシストの活躍を見せた。
レギュラーシーズン1位のヘンクは上位で争われるプレーオフ1(PO1)に進出し、30日の第1節でアンデルレヒトをホームで迎え撃った。前半32分、伊東のプレーをきっかけにスコアが動く。アンデルレヒトGKのゴールキックが乱れたところを伊東がカットし、そのままドリブルで右サイドの深い位置に侵入してクロス。頭で合わせたFWムブワナ・サマッタのシュートはミートし切らなかったものの、こぼれ球をDFジョアキム・マーレが押し込んでヘンクが先制に成功した。
そして後半10分、伊東が魅せる。右サイドで大きなサイドチェンジを受け、ドリブルでカットイン。ペナルティーエリアに入ったところで左足を振り抜くと、カーブのかかった見事なシュートがファーサイドに決まり、チームのリードを2点に広げて勝利に貢献した。
ベルギーメディア「Voetbalkrant」は、「クレメント監督は彼の移籍に予想外の価値を見出した」と伊東について特集。クレメント監督の“伊東評”を紹介している。