アヤックスDFの“顔面跳び蹴り”に世界騒然 主審はVAR確認で…「5秒で考えが変わった」

アヤックスDFマズラウィ【写真:Getty Images】
アヤックスDFマズラウィ【写真:Getty Images】

PSVとの天王山でDFマズラウィが危険プレー 主審はVAR確認後にレッドカード提示

 アヤックスは現地時間3月31日、エールディビジ第27節でPSVと対戦。2位アヤックスが首位PSVをホームに迎え撃つ天王山となったが、3-1で勝利を収め、勝ち点差を2に縮めた。一方、後半途中に生じた危険な“顔面蹴り”による一発退場劇にも注目が集まっている。

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 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではレアル・マドリードを撃破しベスト8進出を決めているアヤックスだが、リーグ戦では首位PSVに勝ち点5差をつけられている状況にあった。そんななか迎えた天王山は、今季のリーグ戦の行方の占う大一番となったが、試合は前半21分にオウンゴールという形でアヤックスが幸先良く先制に成功した。しかし、後半に入ると、思わぬ事態を迎える。

 1-0で迎えた後半10分、ピッチ中央で浮き球となったルーズボールに対し、モロッコ代表DFヌサル・マズラウィと相手DFアンヘリーノが競り合った際、マズラウィの振り上げた右足がアンヘリーノの顔面を捉え、そのまま転倒。主審はマズラウィにイエローカードを提示したが、あまりに危険なプレーであったため、PSVの選手たちが激昂し、両チームが入り乱れる一触即発の状況に発展した。

 その後、主審がVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)とともに映像を確認すると、イエローカードを取り消し、レッドカードを提示。マズラウィは一発退場となった。

 オランダ紙「AD」は、主審を務めたビョルン・カイペルス氏が衛星放送「FOXスポーツ」で語ったコメントを紹介。最初は足が頭をかすめた程度と判断していたようだが、「映像を確認した際に、5秒で考えが変わった」と明かしており、映像の確認により、想定以上に危険なプレーであったことを認識したと振り返っていた。

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