インテル対ユベントスの“イタリア・ダービー” 伝統の一戦はスコアレスドローに
交代策が裏目に
後半最初のチャンスはユベントス。後半2分、敵陣でFWシモーネ・ザザがボールを奪うと、FWアルバロ・モラタ、MFフアン・クアドラードとつながり、シュートまで持ち込む。ボールはインテルGKサミル・ハンダノビッチが足に当ててゴール方向へ転がったが、わずかに外れた。そこからは、ユベントスがペースを握り、試合を有為に進めた。
先に動いたのは、インテルのロベルト・マンチーニ監督。同18分、メロに代えてMFフレディ・グアリンを投入した。それでもユベントスのペースは変わらない。ビッグチャンスは同24分。PKマーク付近でゴールに背を向けてボールをキープしたモラタからの横パスをケディラがフリーでシュート。しかし、コースを狙いすぎたのかボールはゴールポストに当たり、枠外に外れていった。
ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は同26分、モラタに代えてFWマリオ・マンジュキッチを投入。こちらも交代カードを1枚切った。続く同33分には、ザザに代えてFWパウロ・ディバラをピッチへ。2トップの交代で勝負に出た。
しかし、この采配が裏目に出る。広範囲に動くディバラには多少ボールが入ったが、中央でインテルの屈強なセンターバックに捕まったマンジュキッチは存在感を発揮できず。結局、最後まで両チームともにスコアを動かすことはできず、0-0の引き分けに終わった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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