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昨季MVP外しのモウリーニョ 「勇敢な英断」か「窮余の最終手段」か英国で賛否両論呼ぶ
解説者が分析「ジョーカーをすでに使い切った」
一方、「テレグラフ」紙のチーフフットボールライター、サム・ウォレス氏はモウリーニョ監督が、早くも最終手段を打ってしまったと指摘している。
「彼はいま苦しんでいると思う。このシーズン序盤にして、持っている手札を多く使ってしまっている。彼はFA(イングランドサッカー協会)を攻撃し、オーナーたち最後通達を出した。ベストプレイヤーのアザールを外し、昨季はチームスピリッツを体現した(ネマニャ・)マティッチには恥をかかせた。時間は戻らない。ジョーカーを全て使い切った」
こうした厳しい声も仕方ないのかもしれない。17日に2-0で撃破したアストン・ビラは、今季わずか1勝しか挙げられておらず、降格圏に沈むチーム。ティム・シャーウッド監督に解任のうわさが出るなど、混乱状態にある相手に勝ったからといって浮かれるわけにはいかないだろう。昨季王者は序盤でエース斬りという最終手段を余儀なくされている。
アザールにはレアル・マドリードが獲得に乗り出す可能性も報じられている。この非情な大ナタが奏功するか、今後のチェルシーの戦いぶりに注目が集まる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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