「人間ができる加速じゃない」 昌子源、神童ムバッペとの対戦で感じた”世界の衝撃”
決勝点の場面は昌子もゴール前にポジションを取ったが、「誰もアプローチに行けない」
もっとも昌子本人は「いろいろなトライはできた」と話す一方で、「(相手を抑え込んだという)手応えは感じない」と自己評価は厳しい。
「あのシュートも、端から見たら簡単そうですけど、実際には相当レベル高いです。トラップしてからの振りが速い! トラップしてからコンマ数秒で打っている。だから誰もアプローチに行けないんです。しかもサイドネットに入れていますからね。あれこそワールドクラスだな、と」
決勝ゴールの場面では、昌子とセンターバックの相棒クリストファー・ジュリアンの2人はゴール前にポジションをとっていた。ムバッペにクロスが入った瞬間、昌子も寄せようと動き始めていたが、20歳の神童はトラップしたボールがバウンドする瞬間に右足をコンパクトに振り抜いてゴールを陥れている。
「彼はフランスリーグで1トップを張るタイプではなく、フィジカルコンタクトせずにすっと行くタイプ。だから難しい。あのゴールの場面も、1トップの選手だったら俺とクリス(ジュリアン)の間に入ってくる。でもムバッペ選手は入ってこずに常にマイナスの位置で待っていて、そこにクロスを蹴られた。でもそこでムバッペについたら、今度はスピードでぶっちぎられるから無理だし……」
PSGのドイツ代表DFティロ・ケーラーからのクロスを通させたサイドのカバーリング不足が痛かったが、その千載一遇のチャンスを逃さないところがムバッペが世界トッププレーヤーたる所以だ。
また、これまで映像などで見ていた姿と同じ部分もあったが、実際に同じピッチの上で、至近距離で見るムバッペのスピードは、「人間ができる加速じゃない」ほどだったという。
[ftp_del]
>>【PR】UEFAチャンピオンズリーグ&ヨーロッパリーグの「大会情報・日程・視聴方法」をチェック!
[/ftp_del]