代表人生を懸けて欧州選手権プレーオフに臨むJリーガー 「代表でプレーするのは最後かもしれない」

インテル守護神ハンダノビッチとは幼馴染み

 スロベニアのゴールを守るのは、イタリアの名門インテルの正守護神であるサミル・ハンダノビッチ。世界でもトップクラスと呼ばれるGKとは、浅からぬ縁があるという。1983年生まれのズラタンと84年生まれのハンダノビッチは、幼馴染とも言える関係だそうだ。

「彼は6歳の時から一緒にプレーしている仲の良い選手で、一緒に学校にも行ったんだ。彼がどんな子どもだったのかだって知っているよ。個人的に言えば、世界中を見ても5本の指に入る素晴らしいGKだと思っている。それにもかかわらず、常に自分のことを追求して、満足せずに自己分析する向上心の持ち主なんだ。
 僕らはずっと長く一緒にやってきたし、僕にとって一緒にプレーできることは誇りだと思える選手なんだ。もちろん、トレーニングでだって彼からシュートを決めるのは難しいよ。コースを狙ったとしても、ペナルティーエリアの外からシュートを打っても、まず無理だと感じるほどのGKだ」

 プレーオフで対戦することになったウクライナ代表には、スペインの名門バルセロナなどの強豪が獲得に興味を示しているFWアンドリー・ヤルモレンコ(ディナモ・キエフ)がエースとして君臨する。スロベニアのゴールをハンダノビッチが守り、ズラタンが本大会出場に導くゴールを決めることができれば、最高の結末が待っている。

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