満額で移籍成立なら歴代3位のビッグディール　獲得時の10倍の額と英紙報道

　レアル・マドリードはジネディーヌ・ジダン監督の帰還に伴い、今季終了後の大型補強が予想されている。そのなかでもトップターゲットの1人とされているのが、トットナムのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンだ。しかし、トットナムはエリクセンの移籍金を約188億円まで引き上げているという。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。

　2013年の加入からトットナムの攻撃を牽引するエリクセンは、現行の契約が2020年6月に満了予定。契約延長にもサインしていないため、契約満了1年前のタイミングとなる今夏にレアルが獲得を狙っていると言われている。記事では、「トットナムがエリクセンにとんでもない移籍金を設定」と見出しを打ち、「トットナムのダニエル・レビー会長は可能な限り高額の移籍金を引き出すために躍起になっている」と伝えた。

　その額は1億3000万ポンド（約188億円）。レアルが満額を支払って獲得に動けば、パリ・サンジェルマン（PSG）のブラジル代表FWネイマール、フランス代表FWキリアン・ムバッペに次ぐ歴代3位のビッグディールが成立する。これはトットナムが前所属のアヤックスに支払った移籍金の10倍以上にもなるという。近年の移籍金高騰を加味しても、規格外の数字と言っていいだろう。

　トットナムは過去にクロアチア代表MFルカ・モドリッチ、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルをレアルに引き抜かれており、一時はマウリシオ・ポチェッティーノ監督のレアル行きも噂された。後者はジダン監督の就任によって沈静化したものの、今度はチームの中心選手が狙われているが、トットナムも簡単に売り渡すつもりはないようだ。

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