EURO出場を懸けた死闘の組み合わせが決定 注目はスウェーデンvsデンマーク
スロベニア代表にはJリーガーも選出
前回大会は開催国として初めてEUROに参戦したウクライナはスロベニアと対戦することになった。今予選4得点を挙げ、バルセロナが獲得を望むともいわれるFWアンドリー・ヤルモレンコ(ディナモ・キエフ)ら好タレントを擁する。6勝を挙げたが、スロバキアとの2位争いで勝点3及ばずにプレーオフへ。予選を勝ち上がっての初出場を目指す。
一方のスロベニアは、浦和所属のFWズラタン・リュビヤンキッチや名古屋FWミリボエ・ノバコビッチ、千葉MFネイツ・ペチュニクなどのJリーガーも予選を戦ったチームに選出されている。こちらは、00年大会以来の4大会ぶりの出場が懸かっている。
ボスニア・ヘルツェゴビナはブラジルW杯で、メジャートーナメント初出場を飾った成長著しい注目国の一つ。FWエディン・ゼコ、FKの名手ミラレム・ピアニッチのローマコンビなどビッグネームが揃う。今予選ではベルギー、そして躍進続くウェールズに及ばずグループBで3位となり、このプレーオフで初のEURO出場を目指す。
対する伝統国アイルランドは2大会連続の出場を目指す戦いに挑む。予選5得点エースFWロビー・キーン(LAギャラクシー)を中心に、3度目の本戦出場を目指す。ドイツ、ポーランドの後塵を拝したものの、10試合19得点と、プレーオフ参加国の中では最多得点を挙げていた。
シード国の最後はハンガリー。W杯準優勝を2度、EUROでも3位と4位を一回ずつ経験している古豪だ。グループFで北アイルランド、ルーマニアに続く3位に入った。プレーオフを勝ち抜き、4位となった1972年大会以来、実に44年ぶりとなる本大会出場を目指す。
対するノルウェーは4大会ぶりの出場を目指す。マンチェスター・ユナイテッドで活躍したオレ・グンナー・スールシャール氏らを擁した00年以降、表舞台から遠ざかっている。近年はわずか15歳で代表デビューを果たし、その後レアル・マドリード移籍を果たしたFWマーティン・エデゴーという逸材の出現で話題となった。唯一の出場となった00年は、グループステージで姿を消した。まずは出場権の確保が最優先といえそうだ。