17年にユナイテッドのトライアルに参加したマルティネッリと正式契約へ

　アーセナルはプレミアリーグ第30節終了時点で勝ち点60の4位につけ、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）出場権を争っている。激しさを増すシーズン終盤真っ最中のなか、アーセナルは来季に向けて17歳のブラジル人FWガブリエウ・マルティネッリの移籍に口頭合意したという。米ヤフースポーツのブラジル版が報じている。

　3月10日に行われた第30節マンチェスター・ユナイテッド戦で2-0と勝利し、CL出場圏内の4位に浮上した。アーセナルのほか、勝ち点4差以内にトットナム、ユナイテッド、チェルシーが入り、CL出場権を争う戦いは最後の最後までもつれそうだ。

　シーズンも佳境を迎えるなか、アーセナルは来季に向けた補強を行っているようだ。米ヤフースポーツのブラジル版によれば、ブラジル4部相当のイトゥアーノに所属するFWガブリエウ・マルティネッリと口頭合意。移籍金は500万ポンド（約7億円）になるという。

　マルティネッリは2001年6月18日生まれの17歳で、2018年3月にトップチームデビュー。これまで20試合に出場して4得点を挙げている。2017年にはユナイテッドのトライアルに参加しており、“天才少年”としてヨーロッパのトップクラブの多くが関心を寄せていたと噂されていた。

　マルティネッリは現在イタリア国籍取得のために動いていて、数週間以内にはイタリアのパスポートが発行される予定だという。そのことで労働許可の問題もクリアになり、晴れて正式契約になると報じられている。

　FC東京のMF久保建英と同年代となるブラジルの至宝が、18歳になる前にヨーロッパのビッグクラブ入りを決めたようだ。果たして、来季には活躍する姿を見られるのだろうか。

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