移籍金92億円のスペイン代表新エース チェルシーが1月の獲得に向け動く

バレンシアの新鋭FWアルカセルを視察

 チェルシーが来年1月の移籍市場で、5000万ポンド(92億円)の移籍金をつぎ込み、バレンシアのスペイン代表FWパコ・アルカセルの獲得に乗り出す可能性が急浮上している。英地元紙「サン」が報じている。

 チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、17日のアストン・ビラ戦で守備力強化のために、昨季MVPのエデン・アザールをスタメンから外すというカンフル剤を注入し、2-0の勝利を飾った。解任危機の報道が飛び交う中、ひとまず心の平穏を取り戻したが、水面下ではチーム強化に動いているという。チェルシーのスカウトを、17日のマラガ対バレンシア戦に派遣。22歳のストライカーの獲得に向けた視察を行ったという。

 アルカセルは、すでにスペイン代表に定着。昨年のデビュー以来、10試合で6得点と活躍している。バレンシアはアルカセルの違約金を5600万ポンド(約103億円)と設定しているが、92億円まで値下げ可能だと報じられている。

 モウリーニョ監督と同じ代理人であるジョルジュ・メンデス氏と契約しているアルカセルだけに、他クラブとの争奪戦では優位に働く可能性が高いという。

 マンチェスター・ユナイテッドやシティの巨額補強に非難の声を上げていた”スペシャル・ワン”だが、チェルシーもロマン・アブラモビッチ会長のオイルマネーで英国屈指の強豪にのし上がったクラブ。”スペシャル・ワン”は、なりふり構わぬマネー攻勢で、リーグ連覇のキーマンとしてスペインの新鋭FWを狙う。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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