リーグ参戦23年目の陥落 J2降格の清水社長が認める「3つの失策」とは?

チームコンセプトの欠如を認める

「ここ数年、チームの成績は低迷を続けておりますが、短期間でそのチームを強く変えていくためには選手補強という手段があります。昨シーズンの終了時点で、移籍マーケットが動く時期に大きく出遅れてしまった為、必要な時期に適切な補強が出来なかったことも、この結果に繋がっていると言わざるを得ません。また、チームを強化していく上でもっとも大事なことである目指すサッカーを定義し、それに沿った監督やコーチングスタッフ、選手の編成が、必ずしも出来ていなかったということも今般の低迷を引き起こしていると考えます」

 移籍市場での強化部の大きな出遅れが、この日の失望を招いたと自戒している。夏の移籍市場で北朝鮮代表FW鄭大世、MF角田誠らを緊急補強したが、動きは遅かったという。実績を持つ実力者の補強も付け焼き刃に終わってしまった。

 そして、”サッカー王国”清水が誇るクラブには、強化の連続性やチームコンセプトが欠如していたという。

「チームのサッカースタイルが監督に委ねられ、サッカーの連続性が欠如していたことも、その要因であると考えております。今後は、年内を目処にクラブとして軸となるサッカーの中期的指針をはっきりと打ち出し、それに従った強化部門、チーム編成や的確な補強を行って参ります。そして、ここ数シーズンの不甲斐ない成績を払拭すべく、真摯且つ足早にこのオフ期間でチーム編成に取り組んで参ります」

 

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング