不機嫌なミラン指揮官が本田のライバルにダメ出し 「もっと向上すべき」
チェルチを擁護しながらも改善を要求
ACミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督が、17日の敵地トリノ戦で4−3−3システムの右ウイングで今季初先発したMFアレッシオ・チェルチを擁護しながらも、改善を厳命している。試合は1-1のドローに終わり、3試合ぶりにミランは勝ち点を手にした。
トリノのスタディオ・オリンピコで行われた試合後の記者会見で、鬼軍曹は憮然としていた。
「2連敗後、しかもアウェーの試合とあって楽ではなった。ゴールを決めて先制した。それまでゲームを支配していたが、ゴールした後、10分間ゲームを放棄した。そしてチームは不安になった。もっとしっかりと試合をコントロールする必要がある。チームはよくやっていた。いくつかの場面で、もっと自信を持たなければいけない。パスばかりしていないで、もっとシュートしなければならない」
ミランは後半18分、途中出場のコロンビア代表FWカルロス・バッカが先制点を決めた。しかし、その9分後に同点に追いつかれているが、ピッチ上のイレブンは自信を喪失しているようだった。
1月にアトレチコ・マドリードから加入後、本田とポジションを争っていたチェルチが右ウイングで今季初先発を果たしたが、効果的なプレーは見せられなかった。指揮官は試合勘の欠如とトリノDF陣の人数をかけた守備を、チェルチ不発の原因として挙げている。
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