“100億円男”リュカ放出のアトレチコ、後釜にブラジル代表DFリストアップか
人気銘柄ウェンデウの獲得を打診 レバークーゼンはすでに代役確保と独紙報道
フランス代表DFリュカ・エルナンデスが移籍金8000万ユーロ(約100億円)で、ドイツのバイエルン・ミュンヘンへ移籍することになったアトレチコ・マドリードは、その後釜としてレバークーゼンに所属するブラジル代表DFウェンデウをリストアップしたようだ。スペイン紙「AS」が報じている。
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リュカ・エルナンデスに加え、ブラジル代表DFフィリペ・ルイスも放出する可能性のあるアトレチコは、人材難となりそうな左サイドバックの獲得に動いている。「AS」によると、アトレチコは数シーズン前からウェンデウを追いかけているという。数日前にレバークーゼンに対して移籍の可能性を打診したが、これも初めての試みではないようだ。昨夏にはパリ・サンジェルマン(PSG)やローマからも獲得オファーが届いたDFについて、レバークーゼンは以前より交渉に前向きだと報じられている。
レバークーゼンは、2018-19シーズンの開幕前、2016-17シーズン以来となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権の獲得を目指していた。そのため、他クラブからのオファーを断って主力を慰留したものの、今季は第26節終了時点で7位。CL出場権獲得が困難となったこともあり、クラブはウェンデウをはじめ、ドイツ代表FWユリアン・ブラント、ドイツ代表MFカイ・ハヴェルツ、ドイツ代表DFヨナタン・ター、ジャマイカ人FWレオン・ベイリーといった主力の放出を余儀なくされると考え始めたようだ。
特に昨夏にもビッグクラブからオファーを受けたウェンデウの放出は覚悟しているようで、ドイツ紙「ビルト」は2部のハンブルクからブラジル代表歴のあるDFドウグラス・サントスを獲得することで合意に達したと伝えている。ただしアトレチコは、昨夏に続きオファーを出すとイタリアで報じられているローマ、左サイドのオプションを必要としているドルトムントといったクラブとウェンデウの獲得に向けて競合する必要がある。
エルナンデスの放出で得た8000万ユーロの資金があるアトレチコは、ウェンデウを引っ張るのに十分な資金はあると見られる。果たして来季、ウェンデウは赤と白のストライプのユニフォームを身にまとうことになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)