「プレミア史上最強助っ人DF」を英メディア選出 1位は「ファンタスティック・リーダー」

(左から)ヒーピア、リカルド・カルバーリョ【写真:Getty Images】
(左から)ヒーピア、リカルド・カルバーリョ【写真:Getty Images】

選外となったヒーピア、カルバーリョにも言及

 識者の一人であるサットン氏は、「誰と対戦したくないかと問われたら、ヤープ・スタムだ。彼はすべてを手にしたオールラウンダーだった」と、スタム氏との対戦を振り返ってコメントしていた。さらにサットン氏はヴィディッチ氏との対戦を振り返り、「私は彼に引導を渡されたんだ。キャリア最後の試合は、彼と対戦しているんだよ」と明かした。そして、「リオ・ファーディナンドとのセンターバックコンビは、当時のプレミアでは見たことがないほどすごかった。美はリオで、獣がヴィディッチだった」と表現している。そして、シアラー氏は「ヴィディッチは戦士だったが、とてもいい奴だった」と回顧していた。

 そのヴィディッチ氏を上回り、1位になったコンパニについてサットン氏は、「ファンタスティック・リーダーだ。彼がアンデルレヒト(ベルギー)に所属していた17歳の時に対戦したことがあるが、彼にマークされたせいで私はゲームに参加させてもらえなかった」と、プレミア参戦前から才能にあふれた選手だったことを伝えていた。

 また、識者たちはトップ3から外れた選手にも言及。リバプールで活躍した元フィンランド代表DFサミ・ヒーピア氏について、シアラー氏は「ヴィディッチやコンパニと並べられた時、タイトルを勝ち得ていないことが取り上げられてしまう」と、選考にはリーグ制覇が重要な要素であることを暗に説明した。また、スミス氏はチェルシーで活躍した元ポルトガル代表DFリカルド・カルバーリョ氏の名を挙げて、「彼はチェルシーでモウリーニョ監督が指揮した最初のシーズンで、DFジョン・テリーと同等に重要な選手だった。完璧なパートナーだった」と、ブルーズに50年ぶりのタイトルをもたらす堅守を支えたDFを称えた。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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