韓国戦でコロンビア代表DF負傷離脱 エバートン指揮官は怒り露わ「助言していたんだ」
「リスクを伝えていたが…」 シウバ監督はミナの酷使に苦言「悪いニュースとなった」
コロンビア代表DFジェリー・ミナは26日に行われた国際親善試合の韓国戦(1-2)で負傷交代し、検査の結果、ハムストリングの負傷により長期離脱が予想されている。これに対し、ミナの所属するエバートンで指揮官を務めるマルコ・シウバ監督が怒りを露わにした。英紙「ガーディアン」が報じている。
22日に行われた日本戦(1-0)に続き、ミナは韓国戦にも先発出場。しかし、前半43分に負傷し、途中交代を余儀なくされた。検査の結果、ハムストリングの負傷と診断され、長期離脱の可能性が高まっている。
このアクシデントに怒り心頭なのがシウバ監督だ。ミナがエバートンにとって不動のセンターバックであっただけに、代表から負傷して戻ってきたことに落胆を隠し切れない様子だった。
「良いニュースではない。深刻だ。我々にとっても、クラブにとっても、彼にとっても、悪いニュースとなった。このクラブに加入してから、彼にとっては決して簡単なシーズンにはなっていない。不運な瞬間にぶつかっており、厳しい負傷にも苦しめられている」
シウバ監督はミナが今季の加入直後から重要な存在となっているだけあって、負傷による離脱がクラブにとっても苦境となることを語ったうえで、代表チームに対する不満を吐露している。
「彼が代表チームに合流する前から、彼を2試合とも出場させることはリスクであると我々は分かっていた。我々は代表チームにそのリスクのことも伝えていたが、その先の決定まではコントロールできない。我々は、彼がチェルシー戦で90分プレーした後に、短期間で2試合に出場させることはリスクであると助言していたんだ」
17日に行われたプレミアリーグ第31節チェルシー戦(2-0)にフル出場していたミナだが、エバートン側は代表チームにあらかじめ酷使することへのリスクを共有していたようだ。それだけに2試合とも先発出場させたうえでの負傷離脱は、許しがたいことになっているようだ。
プレミアリーグという最難関のリーグの終盤戦を迎えるなか、安定したパフォーマンスを披露していたミナの離脱は、クラブにとって痛恨の極みと言える。
(FOOTBALL ZONE編集部)