ユーベ新ユニはストライプ廃止? “伝統”と異なるデザインのリーク画像が議論呼ぶ

左右で白黒半分ずつの新配色ユニフォーム SNSではネガティブな反応目立つ
イタリア王者ユベントスと言えば白と黒のストライプ柄のユニフォームというのが定番だが、来季の新ユニフォームがその伝統を一新するものになるというリークがあり、議論を呼んでいるという。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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ユベントスとユニフォームのスポンサー契約を結ぶアディダス社は、来季のウェアとしてユニフォームを縦に半分ずつ白と黒で構成して、その中央に細いピンクのラインを入れるものを提供することに疑いの余地がないとしている。イメージ画像では右半身が白、左半身が黒で、それぞれの袖は逆の色が配色されており、全体を見れば白と黒が互い違いに配色されているものの、ストライプ柄という表現はしづらいものになっている。
このデザインはすでにSNS上でネガティブな意味を持つコラージュやからかいの対象にされているとして、議論を呼んでいるとしている。
特に伝統あるビッグクラブの場合、ユニフォームのデザインは大きく変わらないことが多い。一方で、スポンサードするメーカーにしてみれば、大きくデザインが変わらないことはサポーターがユニフォームの買い替えを行わないという行動につながることから、何らかの変更を行いたがる傾向がある。また、世界展開をしているメーカーの場合はその戦略的な意味から、提供するチームのユニフォームに統一したコンセプトを導入しようとする場合もある。
世界中のクラブで、そうしたスポンサードをしてくれるメーカーへの配慮とクラブのアイデンティティーの間でシビアな交渉が行われる。時にはセカンドユニフォームでメーカーの意向を大きく受け入れることもあれば、そうした意見の相違が契約満了につながることもある。
例えばバルセロナでは、ユニフォームカラーに白(レアル・マドリードのチームカラー)を使用することがご法度で、30年近く前に袖に1本の白いラインが入ったデザインだっただけで激しい論争になった。現代風に言えば“炎上”したわけだが、そうしたものが詰まっているのもまたユニフォームだ。
現代ではアディダス社とナイキ社がサッカー界の2大勢力となり、それぞれに革新的なデザインを投入しようとしている。そうした新しいアイディアと伝統の狭間での論争は、これからもなくならないだろう。果たして、正式発表がされた時にイタリアの“貴婦人”ユベントスのユニフォームはどのようなデザインとして世界に公開されるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)