モウリーニョの非情采配的中! 昨季リーグMVP斬りで3試合ぶりの白星ゲット
代わりに両サイドのペドロ、ウィリアンが躍動!
スペシャル・ワンはこの試合まで8試合で17失点という崩壊中の守備再建のための措置だったと説明した。アザールはビラ戦までリーグ戦8試合フル出場を続けていた。数多くのチャンスを創出する一方で、ノーゴールと王者の不振を象徴するかのような成績だった。守備での貢献が高いとはいえない背番号「10」を外すというカンフル剤を注入した。両サイドのバルセロナから加入したFWペドロ・ロドリゲス、ウィリアンの活躍には目を見張るものがあったようだ。彼らのパフォーマンスに納得の様子の指揮官は「エース外し」の継続も匂わせた。
「ウィリアンもペドロも、守備で素晴らしい働きをして、中盤の選手が快適にプレーできるようになった。私はこの方法を続けていく。彼(アザール)が再び戻ってくるのなら、今日ウィリアンやペドロがやったような仕事を再現していくことだ」
アザールは大勢の決した後半38分に途中出場となった。成績不振から負ければ解任とまで地元メディアで報じられていたモウリーニョ監督は審判批判で罰金処分を科されるなど、ピッチ外でのゴタゴタも多い。だが、一か八かの非情なエース外しで結果を出した。久しぶりの白星を手にしたブルースの逆襲は本格化するかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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