「輝かしいプレーは年齢を感じさせない」 35歳の長谷部、活躍の秘訣に独紙注目
「アルコールをほとんど摂取しない」「ディスコで過ごす夜とも無縁」と紹介
元日本代表MF長谷部誠は今季躍進を見せるフランクフルトでディフェンスリーダーを務めている。すでにベテランと呼ばれる年齢に突入しているが、年齢による衰えを感じさせず、キャリアハイ級のパフォーマンスを見せている秘訣について、ドイツ紙「ビルト」が取り上げている。
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長谷部は今季負傷により出遅れたものの、復帰後はフランクフルトにおける主戦場のリベロで出場機会を重ねており、抜群の統率力を発揮して守備陣に安定感をもたらしている。チームも状態が上向きとなり、ブンデスリーガでは現在5位と躍進。UEFAヨーロッパリーグ(EL)でもインテルの強力な攻撃陣を2試合とも完封し、ベスト8進出をつかみ取った。ドイツ勢ではUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を含めた欧州の舞台で唯一の生き残りとなっている。
「ビルト」は、今年で35歳を迎えた長谷部が、キャリアの全盛期とも言える好パフォーマンスを維持している秘訣に注目した。長谷部について「35歳になるが、その輝かしいプレーは年齢を感じさせない」と表現した。そして、若い選手のような体型を保てている秘訣として「アルコールをほとんど摂取しない」ことを挙げている。さらに「ディスコで過ごす夜とも無縁」と紹介した。
また、長谷部の妻の貢献についても触れており、「彼の妻は家庭で健康的な和食をたくさん作っている」と、説明している。そのうえで、最も重要なのが長谷部自身の取り組みであると説明。チームでの練習後にも個別でジムへ行き、トレーニングをしていること、そこでは筋力トレーニングよりも、ストレッチや動きの確認をしていることを報じた。そして、記事の最後を以下の長谷部のコメントで締めくくっている。
「僕はこれまでにも、数試合だけ良いプレーをして満足してしまう選手をたくさん見てきた。急にサッカーのこと以上に、ファッションのことなどを考え始めてしまうんだ。僕からすると、それは良い傾向ではない。僕は18年間、プロのサッカー選手を務めてきたし、ずっとそこに集中できている」
サッカーを第一に考え続けてきたこと。それが35歳となった現在も、長谷部がブンデスリーガでトップクラスの評価を受けるパフォーマンスを見せられる秘訣なのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)