EURO予選セルビア戦で負傷　4月10日のCL準々決勝アヤックス戦に照準か

　3月の代表戦で負傷したユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）準々決勝の第1戦、アヤックス戦における“ぶっつけ本番”の復帰を目指す可能性が高まった模様だ。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。

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　ロナウドは25日の欧州選手権（EURO）2020予選のセルビア戦、前半30分ほどで負傷交代。その後にユベントスは右大腿の筋損傷と発表したものの、その程度は軽いものだとしていた。

　ロナウドは現地時間28日の午前にユベントスの本拠地トリノでクラブのメディカルスタッフによる検査とコミュニケーションを図ったとしている。そして、計画の変更は訪れていないとレポートし、今週末のリーグ戦エンポリ戦と翌週のカリアリ戦、ACミラン戦は「極めて高い確率で欠場する」とされた。

　一方で、ロナウドによる復帰のターゲットは4月10日のアヤックス戦から変わらず、ギリギリのタイミングで全体練習に合流して、ほぼ“ぶっつけ本番”での出場を目指す状況にあるとしている。ユベントスの前線では元クロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチやアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラといった実力者がいる上に、ここ1カ月ほどは19歳のイタリア代表FWモイーズ・キーンも存在感を放っている。それでも、CLのベスト8という大舞台でロナウドの存在感は別格のものだ。

　初戦をアウェーで迎えるだけに、その復帰のシナリオはスタメンからの途中交代や、逆に途中出場も視野に入る。ラウンド16のアトレチコ・マドリード戦では初戦のアウェーゲームを0-2で落とし、第2戦のホームゲームでロナウドのハットトリックによる薄氷ものの突破だっただけに、勝敗の結果だけでなくアウェーゴールを獲得するという意味でも、初戦にロナウドの出場が叶うかはユベントスにとって大きいことになるだろう。

　果たして、アムステルダムのピッチにロナウドは立つことができるのか。ロナウドとユベントスのメディカルスタッフによるピッチ外の戦いは、本番まで2週間を切ってさらに切迫したものになりそうだ。

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