クラブ批判のミラン本田 トリノ戦に3戦ぶり途中出場もボールタッチはわずか

ミランは今季初のドロー 布陣は4-3-3に変更へ

 17日、日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、トリノとのアウェーゲームを戦い1-1で引き分けた。本田は試合終了間際の後半43分に途中出場。数回のボールタッチにとどまった。

 システムを前節までの4-3-1-2から4-3-3へ変更したミランは、中盤の底を中央に主将のイタリア代表MFリッカルド・モントリーボ。右にMFユライ・クツカ、左にイタリア代表MFアンドレア・ベルトラッチが入る3ボランチのような形で、前線は右からFWアレッシオ・チェルチ、FWルイス・アドリアーノ、そして前節まで本田とトップ下を争ったMFジャコモ・ボナベントゥーラの3人が並んだ。

 試合開始前の時点で3勝4敗の11位と苦戦中のミランは、イタリアの現地紙で「ミハイロビッチの将来はトリノの手中にある」と、この一戦に敗れれば指揮官が解任される可能性が指摘されていた。シルビオ・ベルルスコーニ会長の現場介入も囁かれるなか、シニシャ・ミハイロビッチ監督が試合前日の記者会見で「監督は私で、決めるのは私だ」と発言するなど、ピリピリとしたムードを漂わせていた。

 ここまで5位と好調なトリノに対し、11位のミランはキックオフから守備を崩すことなく試合を進めた。一方の攻撃面では、システムを変えたものの、得点チャンスを作り出す力もそれほど生み出すことはできず、前半で目立ったシーンは18分と24分にモントリーボが放ったミドルシュートくらいのもの。31分に左45度あたりの位置から放ったボナベントゥーラのFKは、ゴール外のサイドネットを揺らすにとどまった。試合は0-0でハーフタイムを迎えた。

 

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