不満吐露のFWバロテッリに伊代表監督が助言 「全員に愛されることなどできない」
代表招集されず「リスペクトしてくれ」 マンチーニ監督は「落ち着く必要がある」と諭す
イタリア代表は現地時間26日、欧州選手権(EURO)2020予選の第2節でリヒテンシュタイン代表と対戦し、6-0の大勝を収めた。試合後、イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督は代表から外れたことに不満を漏らしているFWマリオ・バロテッリ(マルセイユ)について、「マリオは落ち着く必要がある」と助言を送っている。米スポーツ専門局「ESPN」が報じた。
EURO予選で2連勝を達成し、順風満帆なスタートを切ったイタリアだが、マンチーニ監督がインテルとマンチェスター・シティで“師弟関係”を築いたバロテッリの言動が話題となった。
バロテッリはインスタグラムのストーリー(24時間で自動削除される写真・動画)で「俺がイタリアをリスペクトするのと同じくらい、俺をリスペクトしてくれ」などと自身の扱いへの不満を吐露。「俺の最高を引き出したければ信用することだ。(代表を)外されるようなことはしていない。だから要求する前に、こうやって丁寧にお願いしているんだ」と綴った。
この投稿について問われたマンチーニ監督は「その投稿はまだ見ていない。でも、マリオは落ち着く必要がある。それに少しずつ良くなっているけど、コンディションをもっと上げてほしい」として、次のように続けている。
「残念ながら、人生では全員に愛され、好かれることなどできない。これは誰にとっても当たり前のことだ。落ち着いて、ハードワークすること。それこそ、彼が今後数カ月にわたってフォーカスすべきことだと思うよ。マリオは我々にとって問題のある存在ではない」
今冬にマルセイユへと移籍し、8試合5得点と輝きを取り戻しているバロテッリ。ゴールパフォーマンスにインスタグラムを使い、チームメートの日本代表DF酒井宏樹らとともに画面に収まるなど話題は尽きないが、マンチーニ監督の助言に従ってハードワークを続け、代表復帰を果たすことはできるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)