バイエルンでは新監督の下で出場機会減　レンタル元のレアルは87億円で放出を画策か

　コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスは現在、レアル・マドリードからバイエルン・ミュンヘンに期限付き移籍しているが、スペイン人記者のエドゥ・アギーレ氏によると、ハメスはバイエルン退団を望んでいるようだ。スペイン紙「AS」が伝えている。

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　コロンビア代表の中核を担うハメスは、2017年から2年間の期限付き移籍でドイツ王者バイエルンに加入。2017-18シーズンはリーグ戦23試合7得点を記録してブンデスリーガ制覇に貢献したが、2018-19シーズンはニコ・コバチ監督の下、出場時間が減っている。

　アギーレ氏は、スペインのテレビ番組「El Chiringuito de Jugones」に出演し、「ハメスはバイエルンの（ウリ・ヘーネス）会長と話をし、ミュンヘンでの居心地が良くなく、（レアル・マドリード）に戻りたいと伝えた。しかし、レアルにジダンが戻ったことを考えると、レアル復帰は完全に不可能だろう」との見解を示した。

　バイエルン、レアル、ハメスの間で2シーズン前に交わされた契約では、ハメスの去就の最終決断はバイエルン次第。ドイツ紙の報道によると、クラブのディレクターらはハメスを留めたいと考えているようだが、コバチ監督は“乗り気ではない”様子だ。

　レアルはサンティアゴ・ソラーリ前監督を解任し、再びジネディーヌ・ジダン監督を迎えたが、これはハメスにとって良くない兆候と言える。なぜなら、ジダン監督が前回チームを率いていた2016-17シーズン、ハメスは定位置を手にすることができず、リーガ・エスパニョーラで先発したのはわずか13試合。ハメスはその翌シーズンにレンタルでバイエルンに放出されているからだ。

　同記事は、バイエルンに残れないとなれば、レアルはおそらくハメスを約7000万ユーロ（約87億円）で放出する可能性が高いと報じている。来シーズン、ハメスはどのクラブで開幕を迎えることになるのだろうか。

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