日本代表「最新序列」、代表復帰の10番香川の立ち位置は? 新戦力の伸び悩みが顕著
GK陣で争いをリードする東口、中村は3月シリーズで唯一出番がなくアピールは必須
森保一監督率いる日本代表は、22日のコロンビア戦(0-1)、26日のボリビア戦(1-0)と1勝1敗で3月シリーズを終えた。MF香川真司(ベジクタシュ)をロシア・ワールドカップ(W杯)以来となる代表復帰させ、FW鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)やFW鎌田大地(シント=トロイデン)らをA代表初招集して新旧戦力の融合でベースアップを狙うなか、ボリビア戦でスタメン11人を総替えするなど、テスト色の強いシリーズとなった。今回は招集が見送られたFW大迫勇也(ブレーメン)やDF長友佑都(ガラタサライ)、DF酒井宏樹(マルセイユ)らロシアW杯参戦組を含め、基本布陣と最新序列を見ていく。
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▼森保ジャパンの試合結果と得点者
2018年)
9月7日 チリ戦(北海道地震の影響で中止)
9月11日 コスタリカ戦 3-0 得点者:オウンゴール、南野、伊東
10月12日 パナマ戦 3-0 得点者:南野、伊東、オウンゴール
10月16日 ウルグアイ戦 4-3 得点者:南野2、大迫、堂安
11月16日 ベネズエラ戦 1-1 得点者:酒井
11月20日 キルギス戦 4-0 得点者:山中、原口、大迫、中島
2019年)GL=グループリーグ
1月9日 アジア杯GL・トルクメニスタン戦 3-2 得点者:大迫2、堂安
1月13日 アジア杯GL・オマーン戦 1-0 得点者:原口
1月17日 アジア杯GL・ウズベキスタン戦 2-1 得点者:武藤、塩谷
1月21日 アジア杯16・サウジアラビア戦 1-0 得点者:冨安
1月24日 アジア杯準々決勝・ベトナム戦 1-0 得点者:堂安
1月28日 アジア杯準決勝・イラン戦 3-0 得点者:大迫2、原口
2月1日 アジア杯決勝・カタール戦 1-3 得点者:南野
3月22日 コロンビア戦 0-1 得点者:なし
3月26日 ボリビア戦 1-0 得点者:中島
森保ジャパン「ポジション別最新序列」
※データは森保体制14試合が対象
◎ = 主力格
○ = バックアッパー
△ = 当落線上
― = 代表辞退
■GK(ゴールキーパー)
◎ 権田修一(ポルティモネンセ) 8試合(720分)・5失点
◎ 東口順昭(G大阪) 3試合(270分)・4失点
〇 シュミット・ダニエル(仙台) 3試合(270分)・2失点
△ 中村航輔(柏レイソル) 0試合・0失点
アジアカップでは権田が正守護神を務め、GK陣の中で最多8試合に出場しているが、東口が怪我を抱えていた影響も少なくない。昨年のウルグアイ戦やコロンビア戦など強豪との試合では東口を起用しており、指揮官の信頼は厚い。どちらが先発しても不思議ではなく、切磋琢磨を続けている。中村が森保監督体制で初選出されたが、今シリーズでは招集メンバーの中で唯一出番なし。現状では、サイズと足元の技術を武器とするシュミットの方が序列は上だろう。東口と権田は30歳オーバーだけに、下の世代も突き上げたいところだ。