マンUは今も「バスを停めている」 オランダ名将、モウリーニョ退任後も“守備的”と持論
2014年から2シーズン率いたファン・ハール氏 「今は別の監督がカウンターをしている」
元マンチェスター・ユナイテッド監督のルイス・ファン・ハール氏が、英メディアのインタビューでジョゼ・モウリーニョ氏とその後任となったオレ・グンナー・スールシャール監督との間で根本的な変化がないと見ているという。自身はポゼッション志向にこだわったが、現在のユナイテッドは俗に「ゴール前にバスを停める」と言われる守備的なチームだと指摘した。
ファン・ハール氏は2014年夏、ブラジル・ワールドカップでオランダ代表を3位に導いた後にユナイテッドと3年契約を結んだ。就任2季目にFAカップのタイトルを獲得するもプレミアリーグ制覇は叶わず、契約を1年残して解任された。これを最後に監督業から引退し、ポルトガルで隠居生活を過ごしている。
英公共放送「BBC」のインタビューに応じたファン・ハール氏は、現在の古巣ユナイテッドについて言及している。不振によって昨年12月にモウリーニョ前監督が退任し、スールシャール監督に代わってから調子を取り戻しているが、同氏はチームの根本的な戦いにさしたる変化はないと主張する。「フェイクニュースというのはドナルド・トランプが大統領になってから生まれたものだと思っているだろうが、フットボールでは50年前からあった」と刺激的な物言いから、持論を展開させた。
「私の後の監督(モウリーニョ)はバスを停める戦術に変え、カウンターで戦った。今は別の監督(スールシャール)がバスを停め、カウンターをしている。モウリーニョとスールシャールの間にある大きな違いは、スールシャールは勝っているということだ」
スールシャール監督は就任から11試合負けなし(10勝1分)という快進撃で立て直しに成功。さらにモウリーニョ体制で不遇だったフランス代表MFポール・ポグバを復活させたことも高い評価を受けた。しかし、ファン・ハール氏にとっては好ましいスタイルではなく、変化もそれほど起きていないのだという。
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