FKの比較には「私は今、それほどトレーニングしていないから…」と冗談も

　かつてユベントスのエースとして活躍した“ファンタジスタ”、元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ氏がスペイン紙「マルカ」のインタビューに応じ、今季レアル・マドリードから古巣に加入したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドについて、質問に答えている。

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　ユベントスはUEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント1回戦でアトレチコ・マドリードと対戦した。キャリアで通算5回のCL優勝を経験しているロナウドとともに念願のCL制覇を目指すユベントスだが、第1戦を0-2で落としてしまい、不利な状況でホームでの第2戦に臨んだ。しかし、ここでロナウドがハットトリックを達成。ユベントスは3-0の勝利を収め、2戦合計3-2でベスト8進出を決めた。

　大きな期待を背負いイタリア王者に加入したロナウドには、時にゴールを決められないと批判を受けるが、これについては「平均1試合に1ゴールを挙げるような選手がゴールを決められない時は、何かが足りないんだ。でも、そういうことも起こるのは当然だろう」と擁護。「すべてのゴールを決めなければならないなんていうルールはないし、私にとっては、それもゲームの一部。そっとしておくべきだと思うね。なぜなら、次か、その次の試合ではまた決めるんだから」との見解を示した。

　また、ロナウドとデル・ピエロ氏、どちらのほうが優秀なFKキッカーかと聞かれると、「ロナウドはすべてにおいて素晴らしい選手で、私は今それほどトレーニングしていないから……。なんてね、冗談だよ！」と話し、「ロナウドはとても上手なキッカーだし、素晴らしい実績がある。彼が上手でハッピーだよ。ユベントスのファンもハッピーにできるから、もっとFKやそれ以外の形でも、これまでのようにゴールをたくさん決めてほしいね」と期待を寄せている。古巣を牽引する新エースの活躍は、デル・ピエロ氏にとっても喜びとなっているようだ。

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