代表復帰の宇佐美、9カ月ぶりの舞台に抱く「危機感」と「無の境地」の“二面性”
不在の間にサイドには中島と堂安が台頭 「年上の選手が奪っていかないといけない」
森保一監督率いる日本代表は、26日にキリンチャレンジカップ・ボリビア戦(ノエビアスタジアム神戸/19時半キックオフ)を迎える。前日会見で指揮官は「基本的に総替えで臨む」とメンバーの大幅な入れ替えを示唆。22日のコロンビア戦(0-1)で出番のなかったMF宇佐美貴史(デュッセルドルフ)はロシア・ワールドカップ(W杯)以来の代表戦に思いを馳せつつも、「良い意味で無の状態」とフラットな精神状態であることを強調した。
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自身初のW杯出場となったロシア大会で2試合に出場した宇佐美だが、その後は日本代表から遠ざかった。その間、約9カ月――。今回の3月シリーズで代表復帰の切符を手にし、森保ジャパンに初招集されたが、久々の代表で改めて感じるものがあったという。
「代表は常に行きたい場所。1年近く代表から離れると、少し忘れるというわけではないんですけど、やっぱり来てみて代表選手として改めて感じるものはあります」
森保監督体制の発足後、宇佐美が主戦場とするサイドにはMF中島翔哉(アル・ドゥハイル/24歳)、MF堂安律(フローニンゲン/20歳)と若手が台頭。若くして天才と呼ばれ、ドイツ王者バイエルンに所属した経験を持つアタッカーとて、代表入りは容易ではない状況だ。もっとも、宇佐美自身は健全な競争を歓迎する。
「例えば、26、27歳の選手が出ていても、若い選手がポジションを奪っていかないといけない。今、若い選手が試合に出ているなら、年上の選手が奪っていかないといけない。それを繰り返して、チームは強くなっていくと思います」
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