「僕は足が速いわけじゃない」 “1トップ鎌田”が思い描く理想のチャンスメーク像
森保ジャパンでは1トップに初挑戦 「(2列目に)あまり下りないようにしている」
日本代表FW鎌田大地(シント=トロイデン)は、26日のキリンチャレンジカップ・ボリビア戦(ノエビアスタジアム神戸/19時30分キックオフ)で初のスタメン出場が見込まれる。所属クラブのウイングとは異なり、森保一体制では1トップとして期待されているが、「僕は足が速いわけではないので……」と限られたスペース内でのプレーにイメージを膨らませている。
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サガン鳥栖3年目の2017年6月、元日本代表MF長谷部誠も所属するドイツ1部フランクフルトへ完全移籍した鎌田。開幕戦でリーグデビューを飾ったが、その後は思うように出番を得られず、海外挑戦1年目はリーグ戦3試合の出場にとどまった。
2年目の逆襲を誓うなか、18年8月末にベルギー1部シント=トロイデンへの期限付き移籍が決定。鳥栖ではトップ下やサイドハーフ、ボランチで起用され、パサーとしての役割が多かったが、マーク・ブライス監督率いるシント=トロイデンでは2トップの一角やウイングが主戦場となっている。そのなかで3試合連続弾を含むチームトップタイの12ゴールを積み上げ、得点ランキングでも堂々のリーグ5位タイと存在感を示す。
しかし、森保ジャパンで鎌田に与えられた役割はこれまで経験のない1トップだ。ウイングよりもゴールに近い位置になる一方で、中盤からは遠ざかるため、「自分の触りたい場所で触れない」と明かす。
後半34分から出場した22日のコロンビア戦では、トップ下にMF香川真司(ベジクタシュ)、右サイドにMF乾貴士(アラベス)、左サイドにMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)という顔ぶれとコンビを組んだ。ボールを持てる選手が多いだけに「(2列目に)あまり下りないようにしている」という。
「(コロンビア戦は香川)真司くんがしっかりキープしてくれた。2列目はそういう選手が多いのでみんなに任せて、より一層ゴールを取る、取れる動きをしないとダメ」