「サッカーだけしたかった」と幼少時代を振り返るジダン、プロとしての歩みにも言及

　レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は10カ月ぶりの再就任を果たし、今シーズン不調に喘いだクラブの立て直しを図っている。そんな指揮官が幼少期や現役時代の自身のエピソードについて語り、ストイックな競技人生だったことを明かしたという。

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　スペイン紙「マルカ」によると、現役選手が立ち上げた新プラットフォーム「OTRO」に自身のサッカー人生について語り尽くしたという。「サッカーだけしたかったので、学校生活が難しい部分もあって、両親が私に言い聞かせることがあった」と知られざる幼少時代を語るとともに、話したのはプロサッカー選手としての歩みだ。

「両親から（サッカー選手になることの）許しをもらった後、私は自分が望んでいるものをすべて達成することに集中した。カンヌに入団した直後、プロフェッショナルのトレーニングを目の当たりにして、自分にこう言い聞かせたんだ。『これは僕が求めていたものなんだ』とね。この瞬間からベストの存在となるために全力を尽くしたよ」

　17歳にしてプロの道を歩み始めたジダンだが、その生活ぶりはしっかりと節制したものだったようだ。「僕は本当によく眠ったよ。バー巡りをするような愚かな人間ではなかったんだ。水だけを飲んで、ストレッチを念入りにしていたよ」と振り返り、両親の存在についても触れている。

「私はできる限り、ベストの選手となるためにすべてを費やしたんだ。それが私の両親を幸せにする方法だった。なぜなら、それが私の人生だったし、それとともに彼らに誇りを持たせることができるものだったからね」

　そのストイックさは家族愛がベースにあったことを示している。ジダン監督は“兄貴分”的な立ち位置で選手の人心掌握を図っていることが評価される一方で、このような日々が自身の土台にあるのだろう。

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