“脱・大迫依存”なるか 10番・香川真司が語る新進気鋭の“2列目トリオ”との共存法
ロシアW杯以来の出場となったコロンビア戦で“2列目トリオ”と初共演
日本代表の3月シリーズで、MF香川真司(ベジクタシュ)がロシア・ワールドカップ(W杯)以来となる代表復帰を果たした。不動の1トップであるFW大迫勇也(ブレーメン)が不在のなか、“脱・エース依存”がテーマとなるが、30歳となった10番はMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)、MF南野拓実(ザルツブルク)、MF堂安律(フローニンゲン)という若手3人衆との共存について、自身が“コントロールタワー”になるとイメージを語っている。
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香川はロシアW杯以降、ドルトムントで不遇の時を過ごしたこともあり、森保一監督の就任以降は日本代表から遠ざかった。しかし、冬の移籍市場でベジクタシュに移籍すると、トルコデビュー戦で2ゴールの大活躍。リーグ戦6試合で3得点1アシストをマークし、代表復帰の切符を勝ち取った。
コロンビア戦ではPKを決められ、1点ビハインドとなった後半20分から途中出場。トップ下に入り、南野が1トップに回る形で、若手3人衆との共闘が初めて実現した。
それまで日本はFW鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)が前線で起点になれず、守備の時間が多くなっていたなか、香川が流動的に動きながら、周囲と近い距離を保ってボールを受け、チームの攻撃をテンポアップ。コロンビアのプレッシャーを受け、前半の勢いを封じられていた中島も息を吹き返し、後半27分にはMF乾貴士(アラベス)→香川→中島と速攻でペナルティーエリア内に攻め込んだ。
中島らが積極的にシュートを放ち、香川はサポート役に回った印象だが、ゴールネットは揺らせず、「大迫依存」の課題を払拭するには至らなかった。