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代表復帰も無得点のメッシ、母国OBが早くも批判 「バルセロナの時とは態度が異なる」
好機を作り出したメッシにパサレラ氏が忠告 「落ち着く様子を見せず、何かが合っていない」
アルゼンチン代表は22日、ベネズエラ代表と国際親善試合を行い1-3の敗戦を喫した。この試合はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)の復帰戦として大きな注目を集めたゲームだったが、肝心のメッシも結果を残せずに敗戦。試合後には足の痛みを訴え、26日のモロッコ戦には出場せずクラブに戻ることが発表された。こうしたなか、同代表のレジェンドであるダニエル・パサレラ氏は、メッシの立ち振る舞いについて「彼はバルセロナでプレーする時と態度が異なる」と批判の声を上げたと、スペイン紙「マルカ」が報じている。
ロシア・ワールドカップ(W杯)以来の代表復帰となったメッシに大きな期待がかかったベネズエラとの一戦は、スペインのアトレチコ・マドリードがホームとして使用するワンダ・メトロポリターノで行われた。アルゼンチンは前半6分、ベネズエラ代表FWサロモン・ロンドン(ニューカッスル)に裏を取られ、あっさりと先制点を許してしまう。その後、お互いにチャンスを作り出したが決め切れずに迎えた同44分、MFジョン・ムリージョ(カスムパシャSK)にカットインを許してミドルシュートを決められ、前半で0-2とされた。
後半に入り、メッシを中心に攻撃に転じるアルゼンチンは、同14分に1点を返す。中盤でボールを拾ったメッシが左サイドへ展開し、アルゼンチンが素早い攻撃を仕掛ける。パスを受けたMFジオバニ・ロ・チェルソ(ベティス)が相手最終ラインとGKの間にグラウンダーのクロスを入れ、それをFWラウタロ・マルティネス(インテル)が決めてスコアを1-2とした。しかし、同30分にPKから3点目を失い勝負あり。アルゼンチンは、メッシの復帰戦を勝利で祝うことができなかった。
この結果を受けて、メッシに批判的な声を挙げたのがアルゼンチン代表のレジェンドであるパサレラ氏だった。現役時代は偉大なキャプテンと呼ばれたパサレラ氏は、現代表で主将を務めるメッシの立ち振る舞いについて言及している。
「彼はどのチームにも多くのことを提供できる素晴らしい選手だ。だが、彼はバルセロナでプレーする時とは態度が異なる。彼はそこでより良い姿勢を見せている。ただ時々、今回のようなことが起きる。君はチームのために上手くプレーし、彼らは君を愛している。しかし、君は落ち着く様子を見せず、何かが合っていないと感じている。私はそれが何かは分からないが、内面にあるものだろう」
多くのボールに触れる機会で起点となってチームの好機をたくさん作り出していたメッシだったが、得点を奪えず母国代表を勝利に導けないと、すぐに批判的な論調の記事が展開されてしまうことを改めて証明してしまった。
(FOOTBALL ZONE編集部)