ブラジルW杯でザッケローニ監督が本田と対立!? 「本田からの批判は同感しない」

ザッケローニ監督はセリエA監督復帰を希望

ザッケローニ監督と本田らは「自分たちのサッカー」に一貫してこだわり続けたはずだが、現実的な結果至上主義のカルチョの世界で生きてきた指揮官と、ACミラン移籍後、まだ半年足らずで結果を出せていないミラニスタは、最後の最後にブラジルの地で袂を分かつ運命となったのだろうか。

 本田自身も1次リーグ敗退という結果を受け、「一番つらかったことは4年間正しいと思って、貫いてきたことが、結果として否定せざるを得なかった」と断言。10年南アフリカ大会から指揮官と歩んできた4年間を悲しみとともに振り返っている。

 記事では「もっと前からアディオ(離別)は記されていた。1次リーグで勝ち抜いても、ザックは東洋の冒険を終えていた。ザックは数か月間休んで、またサッカーの指導者として復帰する。セリエAの味をまた感じたい」とザッケローニ監督の今後について記している。

 以前、候補の1人に挙がっていたチェザーレ・プランデッリ監督の辞任したイタリア代表監督の座は事実上消滅したと、地元紙でも報じられている。そして今、ザッケローニ監督は2010年以来となるセリエAでのクラブの監督に復帰しようと考えているという。

 昨年のコンフェデレーションズ杯イタリア戦での“愛弟子たち”の奮闘で一時ザック株価が母国で上昇したが、今回のワールドカップでの非業な結末でその評価は下がったと見るのが妥当だろう。セリエA復帰というザッケローニ監督の願いは叶うのか。日本とともに歩んだ指導者の今後にも注目したい。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 

 

※ワールドカップ期間中、記事内で扱うシーンの一部はFIFAワールドカップ公式動画配信サイト&アプリ『LEGENDS STADIUM』のマルチアングル動画、選手毎のスタッツデータで確認できます。
詳しくは、「LEGENDS STADIUM 2014 – FIFAワールドカップ公式動画」まで

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