前代未聞! 試合中の審判団の会話が丸分かり…「主審視点」の斬新動画が世界で話題
難しい判定にも、VARとコミュニケーションを駆使して納得感のあるレフェリング
別のシーンでは、ファウルを犯した選手がボールの前から動かないことを見咎め、「ヘイ、トビー(選手の名前)! どうしたんだ? ファウルを受けたらボールに向かう。自分がファウルしたなら離れる。そうだろ? 安易なイエローは止めておこう」と選手を諭す場面もあった。その後、この動画のハイライトとも言うべきシーンがやってくる。
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WSWのクロスが両チームの競り合いを経て後方にこぼれ、WSWの選手が詰めてネットを揺らす。まず副審から「ジャレッド、彼はオフサイドポジションにいた」と連絡が入ると、ジレット主審は「DFがボールにプレーしていたように見えた」と返す。「それならゴールだ」と副審が後押しするものの、確証が取れない状況のためVARに連絡して「DFがボールにプレーしている」と確認。しかし「選手たちが望んでいる」と見てオン・フィールド・レビューを行った。
結果として、得点は認められた。直後、確認に時間を要したうえでの失点となったブリスベンのキャプテンMFマット・マッケイに話しかけ、「DFに当たっていたからゴールだ」と説明している。マッケイが「オーケー。最初のクロスの時にオフサイドかなって思ったんだけど……」と返すと、ジレット主審は「オンサイドだったよ」と即答。難しい判定に直面しながら、コミュニケーションも駆使して納得感のあるレフェリングを見せた。