「ハメスは強固な日本の中盤で難破」 コロンビア10番“不発”と現地メディア指摘
コロンビアが日本に勝利もハメスは得点に絡めず 「わずかな閃きを見せただけ」
日本代表は22日、国際親善試合でコロンビア代表と対戦し0-1で敗れたが、コロンビアのテレビ局「カラコル・テレビジョン」は「ハメスは強固な日本の中盤で難破」と報道。後半42分までプレーしたコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(バイエルン・ミュンヘン)は、日本の強固な守備の前に本領を発揮することができなかったと指摘している。
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日本はA代表初招集となったFW鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)、ロシア・ワールドカップ(W杯)からの復帰組ではMF山口蛍(ヴィッセル神戸)が先発に名を連ねた。同じく森保一監督体制下では初招集となったMF香川真司はベンチスタートとなった。
対するコロンビアはカルロス・ケイロス新監督の初陣を迎えたなか、ロシアW杯グループリーグ初戦の日本戦でゴールを決めたMFフアン・キンテーロ(リーベル・プレート)など負傷者が続出。その状況下でハメスに加え、FWラダメル・ファルカオ(モナコ)、DFダビンソン・サンチェス(トットナム)ら実力者をピッチに送り出した。
序盤から互いにチャンスを作り出すもゴールネットを揺らせず、スコアレスで前半を終える。試合が動いたのは後半18分、途中出場のFWドゥバン・サパタ(アタランタ)のシュートに反応したDF冨安健洋(シント=トロイデン)のブロックがハンドリングのファウルを取られ、コロンビアにPKを与えてしまう。キッカーを務めたファルカオが落ち着いて決めて、これが決勝点となった。ファルカオは、この得点によってコロンビア代表で通算33得点となり、同国代表最多得点記録を更新している。
トップ下に配置されたハメスは効果的な縦パスを随所で供給していたものの、シュートは試合を通して0本に終わっていた。「カラコル・テレビジョン」局内の番組「ゴル・カラコル」は、「ハメスは強固な日本の中盤で難破し、わずかな閃きを見せただけだった」と見出しを打って報じ、「ハメスは悪いパフォーマンスではなかったが、試合を動かすようないつもの輝きは見られなかった」と、日本の守備に苦戦していたことを指摘している。
「ハメスは、簡単ではない相手に対して満足に参加させてもらえなかった。彼はコロンビア代表を支配していたが、特に守備面では悪くなっていった」
バイエルンでは得点に直結するプレーを武器としているハメスだが、日本の守備を攻略するのは難しかったのかもしれない。