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元日本代表監督も堂々選出! 海外メディア特集「プロ選手経験のないトップ監督11人」
日本代表指揮のザッケローニ、ペルージャで中田英寿を指導した監督も選出
サッカー界のほとんどの監督は、一般的にサッカー選手としてプレーした経験を持っている。しかし、ACミランで一時代を築いたアリーゴ・サッキに代表されるように、プロ選手経験がなければ監督として成功を収められないわけではない。英サッカーサイト「90min」スペイン語版は「プロ選手経験のない11人のトップ監督たち」と題して、そうした境遇からトップレベルに上り詰めた指揮官たちを紹介した。
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1人目として紹介されたのは、現在は英2部リーズ・ユナイテッドを率いるマルセロ・ビエルサ。戦術マニアとして知られ、各国のサッカーを隈なく分析していることから“エル・ロコ”(奇人)の愛称を持つ。アルゼンチン代表監督まで務めた経験があり、世界的なネームバリューを持つ指揮官と言っていい。
名声を得た指揮官という意味では、ルイス・フェリペ・スコラーリはリスト内唯一のワールドカップ(W杯)優勝監督だ。ビエルサがアルゼンチンを率いてグループリーグ敗退に終わった2002年の日韓W杯でブラジルを率いて優勝。日本でもジュビロ磐田を短期間ながら率いた経験を持つ。
ジョゼ・モウリーニョは、説明不要の大物だ。41歳の若さでポルトをUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝に導き、チェルシー、インテル、レアル・マドリードで栄光を極めた。現ニューカッスル監督のラファエル・ベニテスも同時期に台頭した指導者で、リバプール時代はチェルシー指揮官のモウリーニョと熱戦を繰り広げ、インテルではモウリーニョの後任を務めている。
リスト全体ではイタリア人指揮官が多く並び、元日本代表監督であるアルベルト・ザッケローニ氏も名を連ねた。ザッケローニ氏はミラン、インテル、そしてユベントスというセリエAを代表するクラブの監督を歴任し、日本とUAEで代表監督を経験。リスト内でも屈指のキャリアを築いた指揮官となる。
他には前述のサッキや現チェルシー監督のマウリツィオ・サッリ、中田英寿氏がペルージャでプレーしていた時の指揮官であるセルセ・コズミなどが並んでいる。また、イタリア人ではないものの、攻撃的なサッカーで知られるチェコ出身のズデネク・ゼーマンはイタリアでキャリアの大半を積み上げた人物だ。
改めてリストにしてみると、プロ選手経験のないビッグネームが意外と多いことも分かる。実績を重視するサッカー界の“懐の深さ”と言うこともできるかもしれない。
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